ヴィンテージランタンショップTOMOSの荒川です。
今回はイギリスよりTILLEY X246Bが入荷しましたので、出品前にメンテナンスを行っていきます。
今後同じランタンをお持ちの方がいらっしゃいましたら修理の参考にしてください。
今回入荷しましたのはこちら↓
「TILLEY X246B 1973年11月製造」ゴールド&ブラックの個体です。
今回のX246Bはまずポンピングをしても空気の圧力がかからなかった為、全てのパッキンを交換していきます。
このX246Bで使用するゴムパッキンは全部で5個となります。
それでは1つずつ交換していきましょう!
まず3番ですね。
3番はランタン本体の中央に立っているヴァポライザーの付け根部分のパッキンですので、こちらを反時計周りに回して外します。そこにまず一つ目のパッキンがありますので交換します。
ついでにヴァポライザーの中をガスが通りやすくする為にヤマハのスーパーキャブレタークリーナーで洗浄します。
次にそのヴァポライザーの土台の部分火力調整つまみ、これも反時計回りで外していきます。ここに2番がございますので交換しましょう。
次は1番のパッキンです。
1番はポンプのパッキンとなりますので、ポンプ部分を本体より外します。
ポンプする方つまり上部分のところを外します。ポンプカップが出てきますね。
このポンプカップもナットを外していただければ、簡単に外れると思いますので、ポンプカップも新しい物に交換しましょう。
そのポンプカップにはオイルを塗ります。私はコールマンのリュブリカントを使ってます。
次はポンプと本体を接続している箇所のリング型のねじを外していきます、そこに1番のパッキンがありますので交換しましょう。
次に5番ですが、このパッキンはポンプの下側に六角ナットがありますので、これを外します。このナットが個体により固い物があります。固くて外れない場合、私はポンプ本体を万力で固定しレンチを使って外しております。
外しますとそこにゴムパッキンとバネが収納されてますので、交換してバネは少し伸ばしておきましょう。
ポンプから燃料が漏れだす症状はこのパッキンを交換すれば漏れる事はないと思います。
そして最後の4番です、この小さなリング状のパッキンは、火力調整つまみの所にあるゴムです。あまりここから漏れだす事はありませんが、交換方法としてはつまみを強くひっぱっていただければ抜けると思います。
次に根元にあるねじをこちらも反時計周りで外します。そのねじの中に小さなパッキンが入っておりますので交換しましょう。
これで5個全てのゴムパッキンを交換しました。
以上の作業を行っていただければタンク内の圧力も無事にかかって点灯するかと思います。
無事に今回の個体も点灯し絶好調です!
『TILLEY X246B 』
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